オンラインで生徒の質問に答える岩田准教授(京都市伏見区・京都工学院高)

オンラインで生徒の質問に答える岩田准教授(京都市伏見区・京都工学院高)

 12月に地球に帰還する探査機「はやぶさ2」に関するオンライン講演会が20日、京都市伏見区の京都工学院高であった。開発に携わった宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所の岩田隆浩准教授が「宇宙を知ることは、地球を知り、人類を知ることにつながる」と意義を語った。

 はやぶさ2は2014年12月に地球をたち、19年2月と7月に小惑星「りゅうぐう」に着陸、岩石試料を採取した。12月5日に試料の入ったカプセルを地球に投下した後、別の任務に向かう。

 岩田准教授は画面越しにスライドと動画を交え、はやぶさ2の目的や構造、試料を採取するためにりゅうぐうに人工クレーターを作った活動などについて解説。地球にある水や有機物が他の天体や宇宙からもたらされた説があることを紹介し、「はやぶさ2が帰還すれば地球の海や生命の起源の謎に迫ることができる」と強調した。

 講演は市教育委員会とJAXAの連携協定に基づき行われ、1年生235人と教員らが聞いた。岩田准教授は21日にも、市青少年科学センター(同区)でオンライン講演する。