広上淳一氏

広上淳一氏

 京都市交響楽団(京響)の第13代常任指揮者広上淳一氏(62)が20日、2022年3月の任期満了で退任する意向を表明した。京響の21年度自主公演の会見で述べた。広上氏は京響で12年以上、常任指揮者を務め、最長在任記録となっている。

 広上氏は海外オーケストラの音楽監督などを経て08年、京響第12代常任指揮者に就任。本年度から第13代として2年契約している。演奏力向上やファンサービスに努め、定期演奏会では16回連続で入場券が完売する楽団記録を達成。15年には京響とともに「サントリー音楽賞」を受賞した。

 広上氏は、常任最後となる22年3月の定期演奏会でマーラーの大曲、交響曲第3番を指揮する予定。「京響を支えてくださった市民をはじめ、楽員、スタッフらのおかげで、かけがえのないキャリアを積むことができた。感謝を込めて任期をまっとうしたい」と語った。