木々が色づく中、特別公開が始まった旧彦根藩松原下屋敷の庭園(彦根市松原町)

木々が色づく中、特別公開が始まった旧彦根藩松原下屋敷の庭園(彦根市松原町)

 3連休の初日の21日、国の名勝に指定されている滋賀県彦根市松原町の旧彦根藩松原下屋敷(お浜御殿)で庭園の特別公開が始まった。観光客らが色づき始めた紅葉を眺めながら、自然散策を楽しんだ。

 彦根藩11代井伊直中が1810(文化7)年に造営した。庭園の池はかつて琵琶湖とつながって湖の水位と給排水が連動した汐入(しおいり)形式で、藩主が外堀の外で政務を離れてくつろげる場所だった。現在は彦根市が所有し、年2回特別公開している。

 全国で新型コロナウイルス感染者が急増している影響か、この日の来場者数は例年より少なめ。訪れた人々は降り積もった落ち葉を踏みしめ、玄関棟などの周囲をゆっくり散策し、大名庭園の豊かな紅葉をめでた。

 彦根市彦富町から訪れた男性(74)は「久しぶりに来たが立派な木が多く、風情があって落ち着けた」と話していた。29日まで。午前9時~午後4時。入場無料。