みのと頭巾をかぶった地蔵に手を合わせる檀家の住民(京都府京丹後市大宮町・平智山地蔵院)

みのと頭巾をかぶった地蔵に手を合わせる檀家の住民(京都府京丹後市大宮町・平智山地蔵院)

 京都府内最大級の地蔵菩薩(ぼさつ)像「平地地蔵」がある京丹後市大宮町上常吉の平智山地蔵院で23日、初冬の風物詩「みの着せ」があった。降雪シーズンを前に、檀家がわらで編んだ頭巾やみのを地蔵にかぶせ、冬支度を整えた。

 台座を含めた高さは約5メートル。江戸時代、宮津藩の圧政に農民らが立ち上がった「文政丹後一揆」で処刑された地元出身の吉田親兵衛らを弔うため、住民らが資金を出し合い、1832年に建立されたと伝わる。

 この日は小雨の降る中、早朝から檀家7人が集まり、竹ざおやはしごを使って、5年ぶりに新調した頭巾とみのを丁寧に取り付けた。世話人代表の安味英俊さん(77)は「みの着せの伝統を後世にも伝えていきたい」と話していた。