文化庁が移転する旧京都府警本部庁舎(京都市上京区)

文化庁が移転する旧京都府警本部庁舎(京都市上京区)

 今秋に実施した文化庁の京都移転シミュレーションを受け、萩生田光一文部科学相は24日の会見で、懸案とされている国会対応について「国会側にもご理解をいただきたい」と述べ、オンラインを使った遠隔対応への意識変革を促した。

 シミュレーションは10月5日~11月20日の間、移転を予定する部署の職員が1週間ごとに京都市東山区の同庁地域文化創生本部で業務を行った。萩生田氏は今後具体的な検証を進めるとしつつ、職員と国会議員の遠隔でのやりとりを例に「特に野党の皆さんから突然課長を呼べ、といったご指摘があって画面ではなかなか事が済まないことがあった」と問題意識を語った。

 移転時期は当初予定より延びて2022年度となっている。9月に移転先の旧京都府警本部庁舎(上京区)を視察した萩生田氏は「(本格移転は)遅れているが、遅れたことでいろんな知恵が加わっていい移転ができるのでは」と期待感をにじませた。