電柱を使った「まちなか宅配ボックスサービス」の利用法を実演する関係者。利用者の携帯電話からボックスに電話をして解錠する(京都府精華町精華台2丁目)

電柱を使った「まちなか宅配ボックスサービス」の利用法を実演する関係者。利用者の携帯電話からボックスに電話をして解錠する(京都府精華町精華台2丁目)

 不在時の宅配荷物を預かる「宅配ボックス」を電柱に設置する実証実験が、京都府精華町の住宅街で始まっている。どこにでもあり、電源を確保しやすい電柱の利点に着目した。マンションへの設置が進む宅配ボックスを住宅街にも増やすことで、宅配業者の再配達の手間を減らし、住民の利便性も高められるとしている。

 実験は、電柱を管理する関西電力送配電(大阪市)などが計画した。精華町精華台1、2丁目の電柱やコンビニなど計5カ所に宅配ボックスを設け、一帯の約900世帯に届く荷物を対象にする。

 ボックスは預かれる荷物の数(3~5個)によって3サイズあり、最大で高さ約190センチ。実験に協力する宅配業者から不在票を受け取った住民は、専用窓口に電話をして受け取りを希望するボックスの番号を指定する。その後、業者が指定されたボックスに荷物を入れ、住民は自身の携帯電話を使って解錠する。

 関電送配電は、カメラを内蔵するなど防犯性も高めている点を強調する。実験は2021年1月末まで行う。「電柱なら宅配ボックスを面的に設置できる。課題を検証し、ビジネスモデルを検討していきたい」としている。