木津川河川敷に広がる笠置キャンプ場。新型コロナ感染拡大以降もにぎわっている(11月14日、同町笠置)

木津川河川敷に広がる笠置キャンプ場。新型コロナ感染拡大以降もにぎわっている(11月14日、同町笠置)

笠置キャンプ場

笠置キャンプ場

 京都府笠置町の木津川河川敷にある笠置キャンプ場の利用客が、新型コロナウイルスの感染拡大以降も増加している。野外で感染のリスクを抑えつつ楽しめるとして人気というが、密集すれば感染の恐れもある。キャンプ場関係者からは「来てくれるのはありがたいが、コロナもあるので(対応が)難しい」と戸惑いの声が上がる。

 キャンプ場は町からの委託で「観光笠置」(同町笠置)が運営する。コロナ以前からアクセスの良さで大阪や愛知など他府県ナンバーの車も多く、利用客は増加傾向だった。

 コロナの影響で今年は2回閉鎖した。8月に再開して以降、笠置町で感染者が出ていないことや「人の少ない場所」として人気はさらに上昇。利用客は9月、10月と各1万人を超え、9月は前年同月比で35%増となった。隣接するキャンプ用品店の従業員は「1人の人も、家族連れもだいぶ増えてます」と話す。

 全国的にコロナ感染者が増加する中、町職員は「あまりに(利用客が)多いので制限が必要かもしれない」と語る。観光笠置の職員は「混雑がいつまで続くか見通せない。コロナの第3波もあるので難しい」と頭を悩ませている。

 さらに、はやりのソロキャンプを含めて増えた分の利用客の車で渋滞が起きる事態も発生。バスが遅れるといった苦情もキャンプ場に寄せられ、警備員を配置するなど対応に追われた。アウトドア利用で観光振興を進めてきた町は、思わぬ影響に苦慮している。