練習に励む出演者たち(京都市右京区・清涼寺)

練習に励む出演者たち(京都市右京区・清涼寺)

 京都三大念仏狂言の一つ「嵯峨大念仏狂言」の秋季公演が、20日午後1時半から、清凉寺(京都市右京区)の嵯峨狂言堂で行われる。今回は1991年を最後に上演が途絶えていた「大原女」の上演もあり、出演者たちが稽古に励んでいる。

 嵯峨大念仏狂言は、鎌倉時代に始まったとされ、国の重要無形民俗文化財に指定されている。せりふがなく、動作のみで芝居が進むのが特徴。1963年に一時途絶えたが75年に地元住民が復活させ、現在、10~80代の保存会員約40人が守り継いでいる。

 「大原女」には踊り手が3人以上必要になる。踊れるメンバーがいなかったため、上演が途絶えていた。狂言堂が修復して1年たったことを記念して、今回、復活させることになった。

 以前の上演を撮影した動画や経験者の指導を元に稽古を重ねてきた。出演する嵯峨小5年片野慶大さん(10)は「お客さんによろこんでもらえるよう、間違えないように頑張ります」と意気込んでいる。ほかに「紅葉狩」「橋弁慶」も披露する。観覧無料。雨天決行。