京阪本社の入るビル(大阪市)

京阪本社の入るビル(大阪市)

 京阪電気鉄道(大阪市)は26日、大津線(京津線・石山坂本線)の電気設備について、国に届けている1~2年の検査周期通りに検査せず、最大2年遅れで検査していたと発表した。担当部署の監督者の誤認が原因としている。

 同社によると、今月9日に四宮行き京津線の最終電車の運転手が、追分駅の約300メートル手前で架線の一部が断線しているのを発見し、運転を打ち切った。

 これを受けて電気設備の社内規定を確認したところ、断線した架線をはじめ、高圧ケーブルや配電盤など10種類18設備で、近畿運輸局に1~2年と届け出ていた検査周期が、社内規定では誤って2~5年となっていた。届け出内容と社内規定の不一致は2018年1月の社内監査で発覚したが、直ちに正さず、新たな社内規定が実施された今年4月から正しい検査周期に戻した。検査業務の監督者は「改訂された社内規定が実施されるまで旧来の検査周期でよい」と誤認するなどしていたという。

 大津営業部の深尾雅章部長は「お客さまをはじめ関係者の皆さまにご心配をおかけした。担当者への指導方法の見直しや実行体制、チェック体制を見直す」と述べた。