運休が長引き、積み重ねて保管されている保津川下りの船(京都府亀岡市保津町)

運休が長引き、積み重ねて保管されている保津川下りの船(京都府亀岡市保津町)

 京都府亀岡市と京都・嵐山を結ぶ観光船の保津川下りが相次ぐ台風で運休が続き、今週末も台風25号接近の恐れから再開の見通しが立たずにいる。保津川遊船企業組合は「一日も早く船を出したいのだが」とやきもきしている。

 今夏は7月の西日本豪雨で降船場が流されるなどして25日間休業。8月中旬からは台風20、21、24号などに立て続けに見舞われて同18日から休業し、現時点で今月12日までの運航中止を決めている。

 繁忙期の7~9月に3週間しか運航できず、運休は過去最長だった2006年の年間55日を大幅に超えて84日(5日現在)に及ぶ。台風のたび増水が収まるのを待って航路に流れ込んだ土砂を除くのに時間がかかり、復旧費もかさむという。

 近年は、訪日客にも人気で客足が好調だっただけに大きな痛手で、同組合の豊田知八理事長は「自然相手なので仕方ないが、秋の観光シーズンに間に合ってほしい」と話している。