京都地裁

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 拘置所職員の不手際で知人と面会できず権利が侵害されたとして、京都拘置所に収容されている男性が国に慰謝料を求めた訴訟の判決が27日、京都地裁であった。池田知子裁判長は職員の過失を認め、国に5万円の支払いを命じた。

 判決によると、男性は覚せい剤取締法違反事件の被告人として京都拘置所に収容されていた2017年9月、京都地検に出頭予定だったが拒否した。しかし、拘置所職員が所内の連絡を怠ったために出廷者確認表に出頭予定が記載されたままになっており、受け付け担当者が確認表を見ただけで所在を確かめず、面会に訪れた男性の知人に不在と伝え、面会できなかった。

 判決理由で池田裁判長は、面会の申し出があった時点で、受け付け担当者が男性の居室を担当する職員に所在の有無を確認しなかったのは職務上の法的義務に違反すると指摘した。

 京都拘置所は「判決文を精査し、関係機関と協議して適切に対応したい」としている。