京都大

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 京都大などのグループが国際科学誌に掲載した論文で、実験結果を示す画像を改ざんしていたことが27日、論文の責任著者である京大理学研究科の鹿内利治教授への取材で分かった。元と実験やり直しの両データを科学誌側に提出、論文は撤回しないという。

 鹿内教授によると、論文は植物のタンパク質に関する内容で「プロス・バイオロジー」に2011年に掲載。画像は遺伝子の解析結果などとしており、当時京大に在籍していた研究者が担当したとみられる。約5年前に科学誌側から10カ所の懸念が指摘され調べたところ、画像の加工が判明した。

 元データの一部を消去していたため、再度実験した結果を提出した。鹿内教授は「画像が加工されていないかなど、私が責任を持って注意しておくべきだった」と話し、論文については「結論は変わらないので撤回しない」と説明した。