「丹波の炭 大河内炭次郎」を販売する大西さん(右)=南丹市園部町南八田・旧西本梅小

「丹波の炭 大河内炭次郎」を販売する大西さん(右)=南丹市園部町南八田・旧西本梅小

 京都府南丹市園部町大河内(おおかわち)の住民有志が28日、60年ぶりに炭焼きしてできた炭を同町で初めて販売した。人気漫画「鬼滅の刃(きめつのやいば)」の主人公の名などにちなんで「丹波の炭 大河内炭次郎(たんじろう)」と命名。売り込みに「全集中」した。

 産業の柱だった炭焼きに着目。窯作りから焼き上げまで4カ月間にわたって約40人が呼吸を合わせて作業した。商品名は、往年の映画俳優大河内(おおこうち)伝次郎にもかけた。

 同町南八田の旧西本梅小で行われた「るり色ミニマルシェ」で、1キロ500円で売った。鬼滅の刃に登場する竈門(かまど)炭治郎の羽織をイメージした市松模様ののぼりを掲げながら、高い火力が維持される特徴をアピール。来場者が次々と購入した。炭焼きに携わった大西一三さん(71)は「子どもにも関心を持ってもらえる名前にした。伝統産業を見直すきっかけになればうれしい」と話した。