滋賀県庁

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 滋賀県教育委員会は17日、2018年度の児童生徒の問題行動に関する調査で、県内公立学校のいじめの認知件数は前年度より1212件多い6847件で過去最多だったと発表した。うち、生命や心身に深刻な被害が生じるなどの「重大事態」は9件あり、前年度より2件増えた。認知校数は計363校で前年度より5ポイント増えて93・6%に上った。

 認知件数の内訳は、小学校4966件(前年度比840件増)、中学校1750件(同417件増)、高校117件(同34件減)、特別支援学校14件(同11件減)。1件でも認知した学校数は、小学校212校(同8校増)、中学校95校(同3校増)、高校45校(同3校減)、特別支援学校11校(同6校増)。

 全体的に増えている要因として、県教委いじめ対策支援室は「各校に指導し、いじめの初期段階から報告を求めているため」としている。

 年30日以上の長期欠席者は、小学校1175人(うち不登校617人)、中学校1872人(同1316人)、高校895人(同675人)。友人関係や学業不振、家庭不和などへの不安感が原因のケースが多く、いじめによる不登校は小学校0・2%、中学校0・4%、高校(全日制)0・9%だった。

 同室は「2017年に改正した県いじめ防止基本方針が機能しているか、必要に応じて見直しをする。スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどの専門家を派遣し、未然防止、早期発見に努める」としている。

 児童生徒の校内外での暴力行為は830件発生し、前年度から82件減少した。

 調査は県内の公立小222校、公立中100校、県立高51校、特別支援学校15校を対象に行った。