京都府の八幡市役所

京都府の八幡市役所

 京都府八幡市の山田雅義副市長(58)が、持病の悪化に伴い、就任からの4カ月間で出勤が計6日間にとどまっていることが30日までに分かった。入院などで市議会にも出席できていない一方、これまでに給与など計約360万円が支給されており、市議からも疑問の声が出ている。

 関係者によると、山田氏は膠原(こうげん)病の治療中といい、選任の同意を得た6月30日の市議会では車いすに乗って議場であいさつをした。当時山田氏は取材に対し、8月1日の任期開始に向けてリハビリに取り組む考えを示していた。

 当初は庁内会議や地域公共交通会議などに出席していたが、8月中旬に症状が悪化して入院し、市議会の本会議や委員会に出席できていないという。

 市によると、特別職の副市長には出勤の有無にかかわらず月額72万円の給料に加え、地域手当などが支給される。本年度の支給総額はボーナスを含め827万円になると見込まれる。

 市議からは「病気は気の毒だが、コロナ禍の中で、高額の給与が支払われることに市民の理解は得られないのではないか」といった声もある。

 堀口文昭市長は取材に対し、山田氏が回復傾向にあり、12月定例会の出席へ意欲を示したものの、「万全の態勢で来年から出てこられるように頑張ってほしいと伝えた」と説明。当初は8月には回復する見通しだったとした上で「一番残念なのは本人だと思う。回復し、仕事で返してもらいたい」と述べた。

 山田氏は元国土交通省近畿地方整備局広報広聴対策官。滋賀国道事務所長などを歴任し、1993年から2年間は八幡市にも出向した。