内藤ジョアンの歌を児童に教える内藤さん(南丹市八木町・八木西小)

内藤ジョアンの歌を児童に教える内藤さん(南丹市八木町・八木西小)

 京都府南丹市八木町の八木城を治めた内藤ジョアンを顕彰する歌が完成した。内藤一族の末裔(まつえい)に当たるオペラ歌手の内藤大さん(53)=兵庫県明石市=が制作。八木が生んだ偉人の魅力を伝える。

 内藤さんが作詞作曲した「行け!ジョアン」は、明るいメロディーに「我らが愛する この八木で 生まれて世界へ 羽ばたいた」といった詞を載せる。内藤さんは「偉大な人物がいたことを忘れてほしくないと思った」と動機を語る。

 地元の児童に親しんでもらおうと、11月20日に八木西小を訪問。キリシタンのジョアンがかぶったとされる、イエズス会を表す金文字を付けた自作の兜(かぶと)を身に付けて指導した。歌詞の意味に思いをはせながら、歯切れ良く歌うことを3年生21人に助言。児童は「城山仰げば 思い出す さあ 今甦(よみがえ)れ 内藤ジョアン」と歌い上げた。

 人物像も紹介。ジョアンが、豊臣秀吉による朝鮮出兵の際に明との和平交渉に当たったことから、「世界に平和を呼びかけた人」と伝えた。土屋藍里さん(8)は「歌がうまくなったし、ジョアンのことが分かった」と喜んだ。

 内藤さんは「地元の子どもがジョアンのことが好きだと分かり、うれしかった」と語った。ジョアンをテーマとする歌芝居の上演も計画しているという。