敷地内に整備された消化ガス発電設備(亀岡市三宅町・年谷浄化センター)

敷地内に整備された消化ガス発電設備(亀岡市三宅町・年谷浄化センター)

 京都府亀岡市三宅町の下水処理施設「年谷浄化センター」で発生する消化ガスを発電に有効利用するための設備が施設内に完成し、民間企業による発電事業が始まった。

 2019年1月、市と事業協力協定を結んだ機械設備会社「月島機械」(東京都)がセンター内の約110平方メートルに発電機7台などを整備した。下水処理の過程で出るガスを市から買い取り、電気エネルギーに変換、売電収入を得る仕組み。

 市などが立ち上げた地域新電力会社「亀岡ふるさとエナジー」が電力を購入し、公共施設に供給する。年間発電量は132万キロワット時で、一般家庭約360世帯で使用する電力に相当するという。

 事業開始は当初、来年4月を予定していたが、工事を早く終えたため今月から発電を始めた。期間は20年間。市下水道課は「ガス売却で収入が得られるほか、これまで6割を処分していたガスの全量を活用でき、温暖化防止につながる」としている。