船から水揚げされるアユの稚魚(2日午前8時50分、大津市和邇中浜・和邇漁港)

船から水揚げされるアユの稚魚(2日午前8時50分、大津市和邇中浜・和邇漁港)

 琵琶湖を代表する漁の一つ、アユ漁が解禁され、「氷魚(ひうお)」と呼ばれるアユの稚魚が次々と水揚げされた。食用や養殖用として主に滋賀県内の業者に引き取られ、全国に出荷される。

 1日に解禁され、2日も早朝から各漁協で漁があった。大津市和邇中浜の和邇漁港からは5隻の船が出港。漁師たちが「えり」と呼ばれる定置網で捕まえた氷魚を船の水槽に集めて港に戻ると、待ち構えた養殖業者が手際よくざるですくい、トラックのいけすに移した。志賀町漁協の松井弥惣治組合長(62)は「(漁獲量は)例年と同じくらい。何とかなるかなという感じだ」と、ホッとした表情を見せた。アユ漁は翌年8月まで行われる。

 県によると、1日の漁獲量は、県内の14漁協で計5・7トンと、過去10年の平年値(5トン)を上回った。一方、河川放流や養殖用に生きたまま取引されるアユの注文量(12月)は12・7トンで昨年を約3トン下回った。県漁連は「新型コロナウイルスの影響で注文量は減ったが、友釣りなどレジャー需要が出てくれば持ち直すのではないか」と見通している。