宇治市役所

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 2012年の京都府南部豪雨で京都府宇治市の排水設備の不備によって床上浸水したとして、同市の旅館「光流園静山荘」が市に損害賠償を求めた訴訟で、宇治市は2日までに、市に賠償を命じた京都地裁判決を不服として大阪高裁に控訴する方針を決めた。

 11月19日の地裁判決では、豪雨の際、旅館近くを流れる川で地下排水溝入り口に設置された流入物を取り除くスクリーンに、上流の山から流出した土砂などが詰まって水があふれたとして、目幅が大きいスクリーンに改修するなどの対策を講じるべきだったと認定。市に約1130万円の支払いを命じた。

 宇治市は控訴の理由について「土砂災害を引き起こす集中豪雨が容易に想定できたとする裁判所の判断は納得できず、改修後のスクリーンで水があふれたり浸水したりするのを回避できる証拠もない」とコメントした。