「山科義士まつり」の時期に合わせてデジタル複製された岩屋寺のふすま絵(京都市山科区・同寺)

「山科義士まつり」の時期に合わせてデジタル複製された岩屋寺のふすま絵(京都市山科区・同寺)

 「忠臣蔵」で知られる大石内蔵助ゆかりの岩屋寺(京都市山科区)にある水墨画のふすま絵がデジタル複製され、境内に飾られている。大きな花を咲かせたハスや生き生きとした竜の姿が現物そのままの迫力で再現され、訪れた人が遅めの紅葉との共演を楽しんでいる。

 同寺は内蔵助が吉良邸討ち入りを前に一時身を寄せていた場所とされ、毎年12月14日の「山科義士まつり」で義士列の経由地点となっている。今年は新型コロナウイルスの影響でまつりは中止になったが、代わりにまつり主催者を中心とした「紅葉とARTな秋実行委員会」が今回の展示を企画した。

 ふすま絵は、宝珠を取り合う2匹の竜と極楽浄土を象徴するハスの2種類で、15年ほど前に市内在住の書画家王石明さんが寄贈。普段は本堂と庫裏にあって一般客が目にする機会は少ないといい、高精細撮影してほぼ原寸大に印刷した。

 実行委の世話人を務める岩崎泰大さん(73)=山科区=は「立派なふすま絵。紅葉も一緒に楽しんでもらえれば」と話す。12月20日まで。