京セラ本社(京都市伏見区)

京セラ本社(京都市伏見区)

 京セラは3日、人工衛星を活用した独自の漁場予測サービス開発に向け、ベンチャー企業2社と共同研究を始めたと発表した。宇宙から捉えた海の画像を分析し、漁場の高精度な予測データを漁業者に提供するサービスの実用化を目指す。

 人工衛星開発のアクセルスペース(東京)の小型衛星と地球観測技術をもとに高解像の海面画像を取得。京セラが車載カメラ事業で培った画像処理や分析技術を活用し、京都大発AI(人工知能)ベンチャーのオーシャンアイズ(京都市左京区)が水温や潮流といった海況データを解析して漁場を予測する。

 3社は同日、宮崎県・日向灘沿海で漁場予測サービスの共同研究を始めた。好漁場を見つけ出す手掛かりとなる潮目などの特定手法を検討し、有効性を検証する。漁師の経験や勘に頼る漁場の探索を高解像の画像とデータ解析から導き、漁獲の効率化につなげる。