県統計協会が持つ歴代の県民手帳と、21年版の県民手帳(手前)=大津市・県庁

県統計協会が持つ歴代の県民手帳と、21年版の県民手帳(手前)=大津市・県庁

 最古の「滋賀県民手帳」を探しています―。手帳の発行元の滋賀県統計協会が、1955年~73年版の手帳を持っていないか、県民に情報提供を呼び掛けている。協会はこの期間の手帳を保管しておらず、「どんな内容だったのか、失われた19年分の空白を埋めたい」として、11日まで情報を受け付けている。

 県民手帳は、県内にかかわる「なんでも一番」などの統計データをはじめ、各種施設の連絡先、郵便番号など細かな情報を詰め込み、2020年版は約9千部が売れるなど県民に親しまれている。今年で国勢調査が始まって100年の節目に合わせ、手帳の歴史を調べたところ欠落が分かった。関係資料から、55年版が最初の刊行とみられるという。

 県庁にある一番古い74年版には、今でも続いている同じ日の過去5年分の天候が掲載される一方、滋賀と直接の関わりが薄く、掲載しなくなった度量衡の換算表などが載っていた。同協会は「県民にどのような情報が必要か、時代のニーズが反映された手帳の変遷をたどりたい」と“発掘”に意欲を示している。

 県民手帳にまつわるエピソードも募集している。応募者には抽選で、名前入り限定表紙の2021年版県民手帳を贈る。応募は県統計協会(〒520-8577大津市京町4丁目1の1、toukeikyoukai-shiga@eco.ocn.ne.jp)へ郵送かメールで。問い合わせは同協会077(528)3393。