丹後の自然をイメージしたラベルを貼ったビール「A SAISON IN TANGO」とコードロンさん夫妻(宮津市上世屋)

丹後の自然をイメージしたラベルを貼ったビール「A SAISON IN TANGO」とコードロンさん夫妻(宮津市上世屋)

 京都府宮津市上世屋に住むベルギー出身の男性と日本人の妻が、築70年の古民家にクラフトビールの工房を作ろうと奮闘している。市外のブリュワリーの協力を仰ぎ、11月から初めてのビールを販売。「ベルギースタイルのビールを多くの人に味わってほしい」と語る。

 ジュリアン・コードロンさん(30)は2017年10月に来日。日本の田舎暮らしにあこがれ、京都市内のアルバイト先で出会った妻・展子さん(40)と、19年9月に上世屋に移住した。

 ベルギー在住時に自家醸造をしていたジュリアンさんが、ビール作りをなりわいにしようと古民家を借り、6月から住居兼工房の改修を始めた。

 工房名は「kohachi beerworks」。ジュリアンさんがレシピを考え、兵庫県丹波篠山市の「丹波路ブリュワリー」が生産する。11月に初めての商品「A SAISON IN TANGO」を開発した。京都府京丹後市の小麦を使用し、さわやかな苦みとかんきつ系の香りを感じるベルギービールを作り上げた。

 今後、醸造のための設備を上世屋の工房内に整えていく。クラウドファンディングなどで資金を集め、来年9月の始動を目指す。将来的には上世屋でビールの原料となるホップやハーブも生産したいと意気込む。ジュリアンさんは「本来のビールは舌で味わうもの。手作りのビールのおいしさを日本の人に気付いてもらいたい」と話していた。

 20日までの毎週土、日曜に京丹後市弥栄町の「キコリ谷テラス」で提供している。1杯750円(税込)。テークアウトは500ミリリットルで千円。1リットルは1800円。午前11時オープンで無くなり次第終了。