城山監督とぶつかり稽古に励む服部さん(左)=亀岡市篠町・篠村八幡宮

城山監督とぶつかり稽古に励む服部さん(左)=亀岡市篠町・篠村八幡宮

 亀岡市相撲連盟の小中学生向け相撲教室「わんぱく相撲クラブ」でたった1人、男子中学生が稽古に励んでいる。部員が減る中、篠村八幡宮(篠町)の境内にある土俵で、監督とぶつかり稽古に汗を流している。

 東輝中2年の服部蒼平さん(14)。小学3年の時、「体が大きいから」と親に勧められて出場した相撲大会を契機に入部した。現在は剣道と並行して練習を続けており、「相撲は試合がすぐ終わるのがいい」とはにかむ。

 大相撲峰崎部屋の大勇人(おおいさと)も通ったクラブはかつて、十数人の小中学生でにぎわい、監督の城山英樹さん(51)は「ぶつかりをたくさん受けて胸が擦れたりした」という。だが他のスポーツに転向する子どもが後を絶たず、10月に小学生が退部してからは服部さんが唯一の部員となった。

 「一気に来い、一気に来い!」。6日はすり足や押し切りなどをマンツーマンで特訓し、のんびりした性格の服部さんも鋭い目つきで果敢な技を見せた。城山さんは相撲の魅力を「寸鉄を帯びず自分の力だけで勝負するので、やればやるほど強くなる」と語り、新入部員を歓迎する。