仁和寺前のホテル建設計画を巡る特例制度について住民説明会の開催を申し入れた市民団体のメンバーら=京都市中京区

仁和寺前のホテル建設計画を巡る特例制度について住民説明会の開催を申し入れた市民団体のメンバーら=京都市中京区

 京都市右京区の世界遺産・仁和寺の門前で計画されているホテル建設を巡り、反対する市民団体が7日、建設に必要な特例制度への住民理解が不十分として、説明会の開催などを市に申し入れた。

 市などによると、建設予定地は建築基準法で、床面積3千平方メートル以下に制限されている。しかし、今回のホテルは市の上質宿泊施設誘致制度を利用し、5800平方メートル規模での建設を計画。同制度の適用には周辺住民との合意形成に努めることが求められている。

 市民団体が11月下旬~12月初旬にかけて実施した住民アンケートによると、建設予定地周辺の約220軒を訪問し、88軒から回答を得て、その約7割が計画に合意していないという。聞き取りの中では「すでに市の許可が出ている」という誤解もあったという。

 この日、市民団体のメンバーが市観光MICE推進室に対し、特例制度や合意形成などについての住民説明を求める申し入れ書を提出。担当者は「検討して返答する」と述べた。