ドラフト会議の後、自らの進路について語る林(近江高)

ドラフト会議の後、自らの進路について語る林(近江高)

今夏の甲子園で東海大相模打線を相手に力投する林

今夏の甲子園で東海大相模打線を相手に力投する林

 このほど行われたプロ野球ドラフト会議で、近江高のエースとして活躍した林優樹への指名はなかった。それでもすぐに気持ちを切り替え、「必ずプロの道に」と、入社を予定する西濃運輸(岐阜県大垣市)での成長を誓う。指名を受けられる3年後を見据え、18歳以下日本代表にも選ばれた好左腕が再び歩き始める。

 ドラフト会議当日はテレビで日本代表の仲間が指名される様子を見守り、「うれしかった」と率直に話した。西濃運輸は全国大会の常連。「レベルの高いチームで良い環境で野球ができる」と前を向く。
 身長174センチ、体重64キロ。チェンジアップを軸にしたテンポのよい投球を持ち味に、18歳以下ワールドカップ(8~9月、韓国)では日本の一員として3試合に登板した。惜敗した韓国戦では自身の悪送球で失点する場面もあり、「レベルの高さを痛感した。力を発揮できなかった悔しさをいつか晴らしたい」と語る。
 京都市伏見区出身。兄と姉が所属していた少年野球の向島シャークスで4歳からボールに触れ、中学時代は京都八幡リトルシニアで投手。憧れだった近江高に進むと、細身の体ながら右脚を高く上げる独特のフォームをつくり上げた。8強入りした昨夏など甲子園に計3度出場した。
 同学年の捕手・有馬諒らとともに、重圧に打ち勝って出場した今夏は特別な経験となった。東海大相模高(神奈川県)との初戦で敗れたが、「マウンドで鳥肌が立った。こんなにたくさんの人が応援してくれるということに、感動した」。振り返ると目が潤んだ。
 社会人の新たなステージを見据え、「しっかり結果を出し、自分ならではの投球スタイルでプロの世界に行きたい」と固い決意を語った。