設計金額を業者に漏らした疑いが浮上した一時保育施設(京都府宇治田原町郷之口)

設計金額を業者に漏らした疑いが浮上した一時保育施設(京都府宇治田原町郷之口)

宇治田原町の理事の男を乗せて、自宅を出発する京都府警の捜査車両(8日午前9時6分、木津川市山城町)=画像の一部を加工しています

宇治田原町の理事の男を乗せて、自宅を出発する京都府警の捜査車両(8日午前9時6分、木津川市山城町)=画像の一部を加工しています

 京都府宇治田原町が2017年に発注した町立一時保育施設の建設工事の入札情報を漏らしたとして、京都府警捜査2課などは8日、官製談合防止法違反の疑いで、同町幹部職員の理事の男(58)=木津川市=を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、理事は健康福祉部長を務めていた17年5月19日に町が実施した「町立保育所一時保育施設建設工事」の一般競争入札で、非公表の設計金額を府内の土木建築業者に漏らして2950万円で落札させ、公正な入札を妨害した疑いが持たれている。

 工事を落札できる上限の予定価格(3371万3千円)と下限の最低制限価格(2830万円)は事前に公表されていなかった。入札には他に3業者が参加した。捜査関係者の説明では落札業者は公契約関係競売入札妨害罪の公訴時効を過ぎている。

 理事は16~17年度に健康福祉部長、18~19年度に教育部長を務め、本年度は建設事業部長(7月から建設事業担当理事)だった。町によると、10月19日から自ら届け出て長期欠勤しており、今月1日付で総務課付理事となっている。