京都府宇治田原町の理事の男を乗せて、自宅を出発する京都府警の捜査車両(8日午前9時6分、京都府木津川市山城町)=画像の一部を加工しています

京都府宇治田原町の理事の男を乗せて、自宅を出発する京都府警の捜査車両(8日午前9時6分、京都府木津川市山城町)=画像の一部を加工しています

 京都府宇治田原町の幹部職員の男が官製談合防止法違反の疑いで逮捕されたことを受け、西谷信夫町長は8日夜、町役場で京都新聞社などの取材に応じ、「町民の信頼を大きく損なうもので深くおわびを申し上げる」と陳謝した。

 関係者によると、男は1982年に町に採用されて主に建設畑を歩み、今年7月に完成した新庁舎の整備事業など多数の公共工事に携わってきた。さらに健康福祉部長や教育部長など、幅広い分野で町の要職を務めてきた。

 町議の一人は「行政の仕組みをよく理解し、仕事ができる。町長も頼りにしていた。人望があって部下をまとめていた」と評する。一方、別の町議によると、数年前から「男が業者と癒着している」とささやかれていたという。

 西谷町長は「クリーンな町として取り組んできただけにショックな事件だ。警察の捜査に全面的に協力したい」と語った。町議会の谷口整議長は、特別委員会を設置して調査する意向を示した。