宇治田原町役場へ家宅捜索に入る京都府警の捜査員ら(9日午前9時10分、京都府宇治田原町立川)

宇治田原町役場へ家宅捜索に入る京都府警の捜査員ら(9日午前9時10分、京都府宇治田原町立川)

送検のため、中京署を出る男を乗せた車両(9日午前9時40分、京都市中京区)=画像の一部を加工しています

送検のため、中京署を出る男を乗せた車両(9日午前9時40分、京都市中京区)=画像の一部を加工しています

 京都府宇治田原町発注の保育所増築工事で町幹部が業者に入札情報を漏らしたとされる事件で、京都府警捜査2課などは9日、官製談合防止法違反容疑で逮捕した同町理事の男(58)の勤務先の町役場などを家宅捜索した。

 午前9時10分ごろ、府警の捜査員約10人が段ボールを手に、町役場に入った。保育所工事の担当課や総務課などを捜索し、工事や入札関連の資料を押収した。

 宇治田原町議会は9日の本会議で、事件の背景を検証する特別委員会の設置を決めた。再発防止を求める決議も可決し、「宇治田原町政が始まって以来の不祥事。町は第三者委員会を設置するなど、徹底的に検証するべき」と求めた。

 一方、理事の男が秘密事項の設計金額を漏らしたとされる宇治田原町の土木建築会社の男性役員(46)は9日、京都新聞社の取材に「当時の決算などを確認しているが、警察から調べを受けており、何も申し上げられない」と話した。

 府警は9日朝、理事の男を送検した。移送用のマイクロバスで留置先の中京署を出発し、表情はうかがえなかった。