柿屋に並べられ、天日でオレンジ色に輝く柿(京都府宇治田原町南)

柿屋に並べられ、天日でオレンジ色に輝く柿(京都府宇治田原町南)

 京都府宇治田原町内で、特産の干し柿「古老柿(ころがき)」作りが最盛期を迎えている。乾燥棚の「柿屋」やむしろの上に柿が並び、表面に特有の白い粉が見える。

 古老柿は小粒の渋柿「つるのこ」の皮をむいた後、柿屋やむしろの上で約3週間、天日に干して仕上げる。JA京都やましろ宇治田原町支店によると、今年は15軒の農家が生産するという。

 同町南の森口雅至さん(37)の家では、3人がかりで10月末から5日間かけて丸太や竹で柿屋を組み上げた。高さ10メートル、幅12メートル、奥行き2・5メートルの棚が6段あり、雨よけのわらの屋根がある。

 11月10日から柿の皮をむき始め、柿屋に並べて干した。その後、むしろに移して再び乾燥。長さ5、6センチほどの古老柿ができている。今年は夏の猛暑で例年より2割少ない6・5トン(8万個)の収穫にとどまったが、味は良いという。森口さんは「素朴な甘みを味わってほしい」と話す。11日から出荷する。