天守で1年間にたまったほこりを払う職員たち(10日午前9時6分、滋賀県彦根市・彦根城)

天守で1年間にたまったほこりを払う職員たち(10日午前9時6分、滋賀県彦根市・彦根城)

 滋賀県彦根市の彦根城で10日、年末恒例のすす払いが行われた。国宝の天守に1年間にたまったほこりや汚れを落とし、新年に備えた。

 午前9時から城管理事務所の職員29人が作業に当たった。梁(はり)組みにも上がってほこりを払い落としたり、窓を外して丁寧に拭き取ったりした。

 天守最上階の三層部分は高さが17メートルあり、職員たちは命綱を付けて窓から身を乗り出し、軒下や白壁の汚れを柄の長いほうきで払った。

 彦根城は新型コロナウイルスの影響で4月中旬から約1カ月間閉城したこともあり、本年度の入場者は例年の半分の35万人になる見込みという。職員たちは、ほこりとともにコロナも払う意気込みで、隅々まで汚れを落としていた。