今回は新型コロナウイルスの影響のため、人物が写った応募作品がぐんと減り、秋の紅葉写真が応募作品の大半を占めました。

 最優秀賞は、迫力あるチョウの姿が印象的な小田さんの「今年も飛来」を選びました。魚眼レンズの特性を最大限に使い、フジバカマの花を求めて乱舞するチョウを間近から捉えました。秋晴れに恵まれた里山の雰囲気と花の姿もうまく写し込んでいます。

 優秀賞は、山田さんの「宝石箱」です。ぬめるような岩の質感と光輝く水面がとても幻想的です。深井さんの「秋彩」は、目に染みるような紅葉が見事です。奇をてらわずに真正面から向き合ったアングルが成功しています。木の幹に映った紅葉のシルエットが素敵です。

 佳作では、藤原さんの「秋色デザイン」が目を引きました。タイトル通り、虫食いだらけの葉がとてもデザイン的。葉っぱの並び方にはリズム感も感じられ、目も心も躍りだすような楽しい作品です。
 (写真部長 奥村清人)

最優秀賞 「今年も飛来」(京都市右京区嵯峨水尾) 小田 幸司

デジカメ、7.5ミリ魚眼レンズ、F11、3200分の1秒、ISO6400

【評】フジバカマの花を求めて飛来したアサギマダラを間近から魚眼レンズで捉えました。フジバカマや里の雰囲気までも伝えています。迫力があり、絶妙な画面構成です。

優秀賞 「秋彩」(京都市右京区・常寂光寺) 深井 征子

デジカメ、28~300ミリ、F8、320分の1秒、ISO800

【評】鮮やかな紅葉が大木の幹にそのシルエットを落とした光景が見事です。美しい題材を見つけ、それを正面から美しく見せた作者の手腕が冴{さ}えた1枚です。

優秀賞 「宝石箱」(南丹市・るり渓自然公園) 山田 雅己

デジカメ、150ミリ、F11、20秒、ISO200

【評】紅葉が照り映える渓谷をスローシャッターの手法で趣き深い写真に仕上げています。黄金色に輝いた水面がとても印象的です。

以下佳作

「新旧塔比べ」(東山区) 松林 宏

 

「秋色デザイン」(草津市) 藤原 厚士

 

「彩錦」(左京区・天授庵) 西 正幸

 

「中秋の競演」(下京区) 宇野 秀雄

 

「五色の回廊」(東山区・智積院) 川口 重一

 

「秋の気配」(南丹市美山町・美山かやぶきの里) 立入 正浩

 

「落葉彩る渓流」(左京区久多) 田中 はるお

 

「朝の輝き」(福知山市大江町) 櫻井 和夫

 

「秋を駆け抜けて」(近江八幡市) 大橋 実

 

「蜘蛛のディスク」(伏見区) 井上 信治