脊柱検査時に上半身裸にする学校の割合は?

脊柱検査時に上半身裸にする学校の割合は?

 一方、健診センターに勤務経験があり、小学6年の娘がいる伏見区の女性看護師は(41)は「限られた時間で多くの子どもを診る必要があるので、スムーズな診察が大切だ。保護者や子どもは健診の目的と方法を理解し、協力する必要があると思う」とする。ただ裸にさせなくても体操着のみ着用し、必要な範囲でめくるなどの方法で診察できるのではないかとして、「国が診察方法のガイドラインを示すべきでは」と話す。

 このほかにも次のような意見が寄せられた。

 「脱衣が必要と頭で分かっていても、医師に裸を見せるのは気持ち悪いという思いが拭えなかった」(木津川市、40歳女性)

 「裸にさせる理由について娘の学校からまともな説明を受けたことがない。思春期の子どもに服を脱がせるという行為は、大人が思っている以上にデリケートな問題だ」(40代母親)

 「自分が小学校高学年の時、健診の様子を男性の担任がニヤニヤしながら見ていたのを思い出し、ぞっとする。ただ知人の娘は裸の健診で脊柱側弯(そくわん)症が発覚したので、脱衣が必要な部分もあるだろう。ならばデリケートな場所を隠せる検査着の開発など、大人が当たり前の配慮をするべきでは」(浜松市、47歳母親)

■学校や自治体 分かれる判断

健診での脱衣を巡る学校の対応は次の通り。

・児童生徒を上半身裸にして実施するかどうかは、学校や自治体で判断が分かれる。

・京都市立学校を除く京都府内の公立学校で、男女とも裸で実施するのは小学校で7割、中学校で3割。京都市教育委員会は上半身全脱衣で実施するよう各校に通知。

・学校医は裸で診察する理由を「主に背骨のゆがみを見る検査で見逃しのない診察をするため」と説明。

・文部科学省の担当者の見解は「診察に必要な範囲で肌を露出させる」

・児童生徒を上半身裸にして実施するかどうかは、学校や自治体で判断が分かれる。