コクヨの紙製品の歴史をたどる特別展(愛荘町立歴史文化博物館)

コクヨの紙製品の歴史をたどる特別展(愛荘町立歴史文化博物館)

 滋賀県愛荘町の町立歴史文化博物館で、秋季特別展「紙製品への思い」が開かれている。同町に工場があるコクヨの歴史資料や製品の数々を通じ、明治期から現在に至る産業の発展を紹介している。

 紙製品基幹工場として主力の「キャンパスノート」や伝票を製造するコクヨ工業滋賀(同町上蚊野)などの協力で企画した。

 コクヨは1905(明治38)年に黒田善太郎が前身の黒田表紙店を大阪で起業。「国誉(こくよ)」と商標を定め、帳簿をはじめ紙製品の一貫生産に乗りだした。ノートなどの学用品は戦後に普及した。

 時代別に計273点を展示。商標が入った昭和期の看板や衣紋掛けのほか、日本画家が手掛けた色紙を付録にしたヒット商品「書翰(しょかん)箋」を並べる。戦時のコーナーでは「報国」「銀翼」などと表紙にデザインされた便箋や、質素な表紙の帳簿など厳しい統制生活を思わせる商品を見ることができる。
 
 12月13日まで。有料。