絵本の読み聞かせをすることえほんのメンバー(南丹市園部町・丹波新生教会園部会堂)

絵本の読み聞かせをすることえほんのメンバー(南丹市園部町・丹波新生教会園部会堂)

 京都府南丹市園部町の丹波新生教会園部会堂で12日、大人に絵本に親しんでもらうイベントがあった。箏(こと)の音を聴きながら、意表を突く発想や、あるべき生き方を考えさせるような内容を楽しんだ。

 大人を通じて、子どもに絵本の面白さを届けていくのが目的。同市や京都市などで活動するグループ「ことえほん」が企画した。

 橘高幸さん(48)=滋賀県大津市=がクラシック音楽を箏で演奏。下伊豆かおりさん(60)=南丹市美山町=と鳥山由紀さん(48)=京都市山科区=が、長さが8メートルに及ぶしりとり遊びの本や、世の中は「子ども」と「元子ども」でできていると考える本を語り聴かせた。

 「こもれび」と題した絵本では、「いつかまた光がくる。その時のために葉を広げておきましょう」と読み上げた。離れながらも同じ空の下でみんなが生きていると伝える絵本も紹介。先の見えない新型コロナウイルス禍に揺れる社会情勢を踏まえたような内容に、参加者が聴き入った。

 京丹波町橋爪の学校教員中村幸子さん(31)は「大事な人や子どもの頃の気持ちを思い出した」と話した。鳥山さんは「子どもに読んでみたいと思ってもらえたら」と願った