滋賀県庁

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  滋賀県は12日、東近江市の養鶏場から50羽以上の鶏が死んだとの通報を受け、鳥インフルエンザの簡易検査を実施した結果、陽性だったと発表した。県家畜保健衛生所が遺伝子検査を実施し、高病原性鳥インフルエンザかどうか調べている。結果は13日未明に判明するとみられる。感染が確定すれば、県内の養鶏場では初めて。

 県畜産課によると、この日午前9時半ごろ、同養鶏場から「飼っている鶏が50羽以上死んでいる」と家畜保健衛生所に連絡があった。職員が緊急に立ち入りし、13羽を簡易検査したところ、全羽が陽性だった。同養鶏場では1万1千羽の採卵鶏が飼育されているという。遺伝子検査の結果が判明するまでの緊急措置として、県は鶏や卵の移動自粛を要請した。

 県は午後8時、高病原性鳥インフルエンザの感染可能性が高いとして、三日月大造知事を本部長とする特定家畜伝染病対策本部員会議を大津市の県危機管理センターで開催。感染確定に備え、24時間以内の殺処分完了や防疫措置の対応を確認した。三日月知事は「徹底した防疫措置を迅速に進め、ウイルスを封じ込めるように」と指示した。

 感染が確定した場合、家畜伝染病予防法に基づき、県は同養鶏場の全ての鶏を殺処分するほか、周辺養鶏場に対する鶏や卵の移動・搬出制限、畜産関係車両の消毒ポイント設置などの防疫措置を行う。

 県内では45戸が計約42万羽を飼育している。

 鳥インフルエンザ感染は11月5日に今季1例目が香川県で見つかって以降、兵庫、奈良、和歌山を含む西日本の計9県に拡大し、殺処分数は過去最多となっている。