殺処分した鶏を埋める作業を行う滋賀県職員ら(13日午前7時ごろ、東近江市内)=滋賀県提供

殺処分した鶏を埋める作業を行う滋賀県職員ら(13日午前7時ごろ、東近江市内)=滋賀県提供

殺処分を行うため、防護服を着てバスに乗り込む滋賀県職員(東近江市青山町・おくのの運動公園)

殺処分を行うため、防護服を着てバスに乗り込む滋賀県職員(東近江市青山町・おくのの運動公園)

 滋賀県は13日、東近江市の養鶏場で死んだ鶏から検出された鳥インフルエンザウイルスの遺伝子検査を行った結果、高病原性の疑いがあるH5亜型だったと発表した。県はこの養鶏場で飼育されていた採卵用の鶏約1万400羽を殺処分した。


 国の動物衛生研究所(東京都)で確定検査を行い、17日にも結果が判明する見込み。農林水産省は13日、感染原因などを究明するための疫学調査チームを現地に派遣した。

 滋賀県内の養鶏場での鳥インフルエンザウイルスの感染確認は初めて。殺処分は13日午前6時前から、県職員が約100人ずつ交代制で行い、午後6時40分ごろ終了した。14日にかけて全羽を養鶏場の敷地内に埋却し、16日までに敷地内の消毒などをして一連の防疫措置を終える予定。発生地から半径10キロ内では、他に6養鶏場で計約6万羽が飼育されており、県はこれらの養鶏場に出入りする車両などの消毒ポイントを東近江市と愛荘町、日野町内に計5カ所設けた。

 滋賀県によると、発生地から半径10キロ内のため池やダム湖計7カ所で13日に野鳥調査を実施した結果、野鳥の死骸は見つからなかったという。また、同日午後1時から三日月大造知事を本部長とする特定家畜伝染病対策本部員会議を県危機管理センター(大津市)で開き、衛生管理を徹底するよう関係業者に指導することなどを確認した。


 滋賀県は発生地から半径3キロ内を、鶏や卵の移動を禁じる「移動制限区域」に、半径10キロ内を、圏外へのそれらの移動を禁じる「搬出制限区域」にそれぞれ指定した。

 国と県は、鶏の肉や卵を食べることで人が鳥インフルエンザウイルスに感染する可能性はないとしている。