「今年の漢字」に選ばれた「密」を揮毫する森貫主(14日午後2時7分、京都市東山区・清水寺)=代表撮影

「今年の漢字」に選ばれた「密」を揮毫する森貫主(14日午後2時7分、京都市東山区・清水寺)=代表撮影

過去の「今年の漢字」一覧

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 一年の世相を表す「今年の漢字」に「密」が選ばれ、京都市東山区の清水寺で14日、日本漢字能力検定協会(同区)が発表した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、政府などが3密(密閉、密集、密接)の回避を多く発信したことが反映された。


 応募総数20万8025票のうち13%余りになる2万8401票を集めた。理由としては、人々が「密」を避けて行動した点が多く挙げられた。新しい生活様式が提唱され、オンライン飲み会などで大切な人との関係性が密になったという声もあった。


 2位は「禍」、3位は「病」と、いずれも新型コロナ関連。人気漫画「鬼滅の刃(きめつのやいば)」のヒットなどもあり、4位以下は「新」「変」「家」「滅」「菌」「鬼」「疫」となった。


 同寺の森清範貫主が床の張り替えが終わったばかりの本堂の舞台で、大型の和紙に力強く揮毫(きごう)した。森貫主は「密は心のつながりも表す。新型コロナウイルスの感染拡大で国民や医療従事者が苦労している中、日本中が努力してこの状況に向かっているのをありがたいと思いながら書いた」と話した。


 今年の漢字は1995年に始まり、今年で26回目。師走の恒例イベントとなっている。