東京五輪の開会式を約1カ月後に控えた1964年9月、京都市内の2中学校から、吹奏楽部員のクラリネットが相次ぎ盗まれた。窮地の生徒たちをOBたちの善意が救う。先輩と後輩の縁を取り持ったのは、盗難を報じた市民版の記事だった。