近江牛をイメージして作った黒いマスク(近江八幡市大中町)

近江牛をイメージして作った黒いマスク(近江八幡市大中町)

 日本三大和牛・近江牛の繁殖や肥育に携わる滋賀県内の農家らが、近江牛をイメージした黒いオリジナルマスクで作業に励んでいる。新型コロナウイルス禍で牛肉の需要が減る中、農家仲間で協力する機運を高めながら、市民や取引先に近江牛をPRしていく。

 マスクは農家ら約30軒でつくる「おうみ」和牛繁殖協議会(近江八幡市)が200枚作った。近江牛の取引価格が一時期、1頭あたり50万円ほど下がり、厳しい経営が続く農家同士で励まし合おうと企画した。現在は国の観光支援事業などで回復しているが、先が見通せない状況という。

 マスクは近江牛の体毛と同じ黒色にし、黄色で「近江牛」の文字をあしらっている。同協議会の山形満会長は「農家が目立つマスクをして生活し、少しでも近江牛を食べたいと思ってもらえれば」と話す。