大津地検

大津地検

 滋賀県愛荘町東出のアパートで、無職男性=当時(25)=が家人らから暴行を受けるなどして殺害されたとされる事件で、殺人容疑で逮捕された無職の女(55)について、大津地検は16日、傷害致死罪に切り替えて起訴した。被告と共謀したとして同容疑で逮捕されたアルバイト作業員の少年(19)も傷害致死の疑いで大津家裁に送致した。


 起訴状によると、女は少年と共謀し、昨年6月ごろ~同10月25日、女のアパートなどで同居していた男性に十分な食事を与えず、素手や金属制の棒などで何度も暴行を加えて頭部などにけがを負わせ、腹膜炎などに起因する敗血症性ショックで死亡させた、としている。


 大津地検は傷害致死罪に切り替えた理由を明らかにしていないが、女の殺意を立証できないと判断したとみられる。


 地検は今年11月、女について、昨年8~10月、少年と共謀して男性の兄から金銭を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂罪で、11年春に同町の別のアパートで同居していた男性(33)に十分な食事を与えず、ほかの同居人3人とともに鼻の骨を折るなどの全治6カ月のけがを負わせたとして傷害罪で、それぞれ起訴している。少年については恐喝未遂の疑いで家裁送致している。