要望書を手渡す市民団体のメンバーら(大津市・県庁)

要望書を手渡す市民団体のメンバーら(大津市・県庁)

 運転開始から40年を超える福井県の関西電力美浜原発3号機と高浜原発1、2号機の再稼働に反対する市民団体「美浜の会」などの7人が16日、滋賀県庁を訪れ、県から国に原発の耐震評価のやり直しなどを求めるよう要望した。


 要望は6項目。大飯原発3、4号機(福井県)について耐震想定の不備を指摘し設置許可を取り消した4日の大阪地裁判決を踏まえ、同県に隣接する滋賀県に対し、美浜、高浜両原発の再稼働を認めないと関電へ申し入れることや、関電の全原発の耐震評価のやり直しを国に求めることなどを挙げた。


 また、新型コロナウイルス感染症に対応した広域避難計画の作成や、国が原子力災害対策重点地域(半径30キロ圏内)に指定している長浜、高島両市民への安定ヨウ素剤事前配布なども求めた。


 要望書を受け取った県原子力防災室の豊田博進参事は「現状では再稼働を容認できないとの県の考えは、判決内容に関わらず変わりない」と答えた。


 記者会見した美浜の会の島田清子さん(62)=大阪市=は「毎回同じ回答の繰り返し。再稼働準備を進めている美浜3号について踏み込んで反対表明してもらいたかった」と話した。