ジャイアントパンダの食べ残した竹から作った指輪をはめる田中さん(京都府亀岡市保津町・長岡銘竹)

ジャイアントパンダの食べ残した竹から作った指輪をはめる田中さん(京都府亀岡市保津町・長岡銘竹)

 京都伝統工芸大学校(京都府南丹市園部町)の学生が、和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で暮らすジャイアントパンダの食べ残しを活用した商品開発に取り組んでいる。19日には現地で、捨てられるはずの竹をオリジナルの指輪「パンダバンブーリング」に加工する教室を来場者向けに開く。

 同施設によると、パンダが好まない竹の幹や食べ残しなど、廃棄される竹は年間約48トンにのぼる。京都府亀岡市などで竹垣を手掛ける「長岡銘竹」と森の京都地域振興社が、これまで処分されていた竹に目を付け、同校竹工芸専攻コースの学生たちと工芸品を作ってみることにした。

 中心メンバーの一人は、3年田中南帆さん(21)。学園祭で竹のリングを出品した経験があり、幅わずか数ミリに裁断したしなやかな竹を、あっという間に編み上げる技の持ち主だ。

 持続可能性を意識した取り組みをPRしようと、19日は職人の真下彰宏さん(43)や田中さんら5人の学生たちが講師となり、来場者に製作体験をしてもらう。

 「永明」「彩浜」ら人気の6頭をイメージした色で染色した京都産の竹と組み合わせて作る。

 田中さんは「当日は商品の販売もする。竹でこんなことができるんだと、楽しんでもらえたら」と話している。