高さ15メートルの大イチョウにつるして干される大根(八幡市八幡・円福寺)

高さ15メートルの大イチョウにつるして干される大根(八幡市八幡・円福寺)

 京都府八幡市八幡の円福寺で恒例の「大根干し」が始まった。今年は約1200本が境内のイチョウなどの枝につるされ、まるで「大根の木」のよう。白い大根が寒風に揺れ、年の瀬の訪れを感じさせている。


 同寺は臨済宗の修行道場。毎年、八幡市や大阪府枚方市など一円を托鉢(たくはつ)で巡り、譲り受けた大根を1カ月ほど干し、たるで漬け込んでたくあんに仕上げている。毎年4月と10月の20日に一般参拝者を招く「万人講」での精進料理などに添えているという。

 作業初日の17日は、修行僧が高さ約15メートルのイチョウにはしごをかけ、ロープで大根の束を引き上げては木の枝につり下げていった。同寺は「たくさんいただけた大根のご供養を大切に、一本ずつ心を込めてつるしています」と話していた。