栗東市役所

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 滋賀県栗東市は17日、たばこ小売業者2社への貸付金計9億円が返済されていない問題で、回収額が計685万9369円で確定したと明らかにした。野村昌弘市長は同日の市議会企業事業資金貸付金特別委員会で「厳しく受け止めており、責任を痛感している」と述べた。

 市は2018年、2社と連帯保証人2人に対し破産手続きを申し立て、今月上旬に手続きが完了し金額が確定した。

 同特別委で市は、破産手続き申し立ての弁護士費用など関連支出292万円を除くと、実質的な回収額は393万円にとどまると説明した。委員からは「わずかな金額しか回収できず、どう受け止めているのか」「もっと早く破産申し立てができなかったのか」などの声が上がった。野村市長は返済期日後も相手側に返済を求め、対応してきたと強調した上で「結果的に遅いと言われても仕方ない。これまでの経過を市民に説明したい」と答弁し、自治連合会との協議の場で説明責任を果たす意向を示した。