大東前社長が殺害された現場で献花し、手を合わせる人たち(19日午前9時12分、京都市山科区・王将フードサービス本社前)

大東前社長が殺害された現場で献花し、手を合わせる人たち(19日午前9時12分、京都市山科区・王将フードサービス本社前)

 2013年に京都市山科区の王将フードサービス本社前で大東隆行前社長=当時(72)=が射殺された事件は19日、未解決のまま発生から7年を迎えた。本社前では早朝から訪れた人が花束を供え、大東さんをしのんだ。遺族は事件の風化を懸念し、「一日も早い犯人逮捕を願う」として情報提供を呼び掛けた。

 本社前では厳しい寒さの中、事件が起きた午前5時45分に合わせて花を手向ける人の姿があった。同社の渡辺直人社長も訪れ、「捜査に協力する気持ちは一貫している。大東社長の遺志を胸に事業を展開していきたい」と静かに手を合わせた。

 京都府警捜査本部(山科署)は11月末までに、延べ22万3千人の捜査員を投入したが、捜査は難航している。7年間で計約670件の情報があったが、この1年は約30件に減っており、容疑者に直結するものはなかったという。

 大東さんの長男剛志さんは府警を通じてコメントを発表。「大切な父の命を奪った犯人を許さない。月日が経過し、人々の関心が薄れていると感じる。ほんのささいなことでもいいので情報提供をお願いします」と悲痛な思いを訴えた。

 府警はこの日午前9時半から、JR山科駅前で捜査員らが事件の情報提供を求めるポケットティッシュ2千個を通行人に配った。

 事件は13年12月19日早朝に発生。出勤してきた大東さんが、何者かに拳銃で腹や胸を撃たれて死亡した。

 情報提供は捜査本部(0120)089110。