堂内にたまったほこりを拭き取る参加者(2020年12月20日午前9時18分、京都市下京区・東本願寺)

堂内にたまったほこりを拭き取る参加者(2020年12月20日午前9時18分、京都市下京区・東本願寺)

 京都市下京区の東本願寺と西本願寺で20日、御影堂や阿弥陀堂に1年間にたまったほこりを払う「おすす払い」があった。割り竹で畳をたたいたり、ほうきと雑巾で清めたりして新年の準備を整えた。

 東本願寺では職員や門徒ら約90人が参加。例年は竹で畳をたたく音が堂内に響くが、今年は新型コロナウイルス対策で時間を短縮したため、掃き掃除と雑巾がけを行った。ほうきを手にした参加者が丁寧にほこりを掃き出した後、雑巾で畳を1枚ずつ拭き、静かな大掃除となった。終了後は大谷暢裕門首(69)が大型の竹ほうきで「寿」の字を空中に書いた。

 西本願寺のすす払いには約150人が参加した。大谷光淳門主(43)が内陣に掛けられた白布の前で長さ約4メートルのほうきを左右に振った後、例年通り参加者が一斉に割り竹を振って畳のほこりをたたき出した。近くで法衣店を営む男性(37)は「毎年、1年の終わりを感じる行事。今年は例年通りに参加できたことのありがたさを感じる」と話した。