大勢の観光客らに見守られながら、竹林を進む斎宮行列(京都市右京区)

大勢の観光客らに見守られながら、竹林を進む斎宮行列(京都市右京区)

 平安時代などに伊勢神宮へ旅立った皇女の道中を再現した「斎宮行列」が20日、京都市右京区の嵯峨嵐山地域であった。優雅な平安装束を身にまとった約120人の一行が竹林や渡月橋を練り歩き、多くの観光客の目を引いていた。

 斎宮は、伊勢神宮に派遣されて仕えた未婚の皇女。身を清めるためにこもった潔斎所が同区の野宮神社近くにあったことから、地元住民らでつくる斎宮行事保存会が1999年から催している。

 行列は、斎宮代の女優湯川恭子さん(23)=西京区=が水色や黄緑色の十二単(ひとえ)姿で輿(こし)に乗り、正午に野宮神社を出発した。秋晴れの下、高級女官や武官らの列が竹林や天龍寺前などをゆっくり進み、観光客は「きれい」とみとれた様子だった。

 約3キロを歩いて渡月橋近くの大堰川(保津川)に到着すると、斎宮代が川の水に手を浸す御(み)禊(そぎ)の儀を執り行った。