黙々とスマートフォンの画面に向き合い練習に打ち込む生徒たち(南丹市園部町・京都聖カタリナ高)

黙々とスマートフォンの画面に向き合い練習に打ち込む生徒たち(南丹市園部町・京都聖カタリナ高)

 パソコンや家庭用ゲーム機で腕を競う「eスポーツ」が近年、全国的に注目を集め、競技人口が増える中、京都府南丹市園部町の京都聖カタリナ高は「eスポーツ同好会」を作り注目を集めている。丹波2市1町では唯一で、大会で結果も残し、学校の新たな顔として期待されている。

 昨年6月に、eスポーツの認知度が高まってきたことから同高の佐野貴史総務部長(44)が「学生の目に見えない可能性を表に出したい」と創設。メンバーは1~3年の6人で、月、水、金曜の放課後に活動。11月中旬にオンラインで行われ、7校が参加した大会「QUATTRO CUP」で準優勝を収めた。

 今月16日には、エリア内で最後の1チームまで銃撃戦を繰り広げる「PUBG MOBILE」の府内6校を交えた個人戦に挑み、動画投稿サイト「YouTube」でも中継された。生徒たちはスマートフォンと向き合い、黙々と指でキャラクターを操作し、見事1位を取ると「やった」と歓声を上げた。部長の2年市原康太さん(16)は「他の部活と同じように大会を目指して練習している。eスポーツがもっと盛り上がれば」と話す。

 佐野さんは「団体戦でもありチームワークを学べる」とする一方で「ゲーム中毒にならないよう、やるべきことはきちんとやり、ゲームを超えた人間関係を育んでほしい」と呼び掛ける。また、メンバーを増やして成果を残し、部として認めてもらうことで活動の幅を広げたいとする。

 丹波地域では、亀岡市のサンガスタジアム京セラにeスポーツの拠点が整備されるなど、裾野が広がりつつある。1月23、24日には同スタジアムで、車を操作してサッカーをするゲーム「ロケットリーグ」の大会が行われる。