午後9時を過ぎ、閉店後に店内を片付ける店員たち(21日午後9時15分、京都市中京区)

午後9時を過ぎ、閉店後に店内を片付ける店員たち(21日午後9時15分、京都市中京区)

 京都府が京都市内の酒類を提供する飲食店などに要請した時間短縮営業が21日夜から始まり、居酒屋など多くの店が午後9時以降の営業を見合わせた。府内では新型コロナウイルスの新規感染者数が高止まりを続け、飲食店は厳しい年の瀬を迎えている。

 オフィス街に近い料理店「夢処 漁師めし 雑魚や」(中京区)は、要請に応じて午後11時までの営業時間を2時間短縮。例年は忘年会など宴会で夜遅くまでにぎわう店内に客の姿は少なく、午後9時前からスタッフが清掃など店じまいの準備に追われた。

 仕事帰りに立ち寄った会社員男性(29)=下京区=は時短要請について「行政は飲食の場が感染の原因と言うが、どんなシーンなのかよく分からない。夜だけ制限されるのは店側も納得いかないと思う」と同情。同店代表の大西崇也さん(36)は「要請に応じなかった場合に周囲からどう思われるのか正直不安もあった」と明かす。

 大手チェーンも対応に追われた。カラオケチェーン「ジャンボカラオケ広場」は、京都市内などの店舗でアルコール飲料の提供を終日取りやめて営業する。

 時短営業要請の期間は来年1月11日まで。府と京都市は要請に協力した店に対し、休業日を除き1日当たり4万円を支給する。